交通事故被害者が知っておくべきこと

交通事故予防 バイクでの交差点走行

 バイクでの交通事故でも最も多いケースの一つが交差点進入時に右折する自動車との接触事故が挙げられるでしょう。これは交差点を右折する際の自動車側からは、例えば直進する大型車の陰にバイクが隠れて見えにくくなっていることや、自動車に比べて対象物となるバイクが非常に小さく見えることが大きな要因と言えます。

 対象物が小さく見える、ということは対象物との距離感の目測を見誤ったり、対象物が交差点に進入してくる時間を読み誤ったり、ということを引き起こし、右折しきれないタイミングにも関わらず交差点内に進入してしまうからです。自動車と同様、バイクも急には止まることができないので、結果、右折車とほぼ正面で衝突してしまったり、右折車の左側面に衝突してしまうことになってしまいます。自動車同士ならば車体に守られている分、多少の衝撃でも重大な事故に陥ってしまうことも軽減されますが、バイクの場合は転倒を余儀なくされて、体が投げ出されそのまま路面に体が打ち付けられてしまったり、後続車によって轢かれてしまったり、という事態に陥りやすく、結果、重傷や死亡などの重大な事故となってしまうことも決して少なくありません。

 こうしたケースでは確かに右折車の責任が大きなものになりますが、バイク側としてもそうした事故を予防する手段を予め取っておくことで、重大事故を避けることにも繋がります。バイクで直進して交差点に進入する場合には、常に自動車側から自分が見えていないかもしれない、もしくは、突然右折してくるかもしれない、という「かもしれない」運転を心がけ、交差点に進入する際には不測の事態に備えるためにも徐行を心がけることが大切であると申せましょう。

なぜトラックの事故は多いのか?

残念なことに、日本では毎日のようにどこかで交通事故が起きています。日本の技術は世界でもトップクラスの高さを誇っており、当然のごとく自動車の性能も非常に高いのですが、自動車の性能の問題ではなく人為的なミスにより起こる交通事故が多いのです。

 中でも、トラックによる追突事故が多くなっています。その一番の原因となっているのは、過労による追突事故なのです。現在の日本では、運送業の企業が人手不足により、悩まされています。運送業だけではなく、日本全体が働き手の不足で問題を抱えていることは事実ですが、特に運送業ではこの事が顕著になっています。それには、あるひとつの背景があります。それは、インターネットによる通販が、広く利用されるようになったことが原因です。以前であれば、毎日の食材の買い物や欲しいものは、自らスーパーや専門のお店に足を運んで購入していました。しかし、パソコンやスマートフォンが広く普及してインターネットの技術が発達した現在では、amazonに代表されるネット通販で簡単に買い物ができるようになりました。毎日利用する食材や日用品、文具、本、玩具などの小さいものから大きなものまで、ほとんどのものが通販で購入することができるのです。

 販売業者は実店舗を構えなくても商売が日本全国、また世界に向けても可能で、購入者もわざわざ足を運ばずに購入でき、しかも欲しいものを探しやすく、より安い商品を比較することも容易にできてしまうのです。このようにして便利な通販が拡大したのですが、商品を実際に運ぶのは人になります。そのため、物流が増え続けているのですが、それを運ぶ人材が不足してしまうという状況になってしまいました。そのことが原因で、仕事量が増え、過労によるトラックの交通事故が増加しているのです。

交通事故の被害者が知っておきたい事

 トラックの交通事故や、バイクの交通事故に遭ってしまった被害者が知っておきたいことは、特殊性を主張されて必要以上に減殺された過失割合が本当に加害者が言うことが正しいのかということです。怪我をした場合は、後遺症が残るかもしれません。後遺症が残った場合、後遺障害等級の認定を受けて後遺障害に対する慰謝料や逸失利益を請求することになりますが、過失割合が乗じられますので、過失割合の有無で、すごく大きな金額の差が生まれます。自分の過失割合が本当に正しいのかどうかは、判例タイムズなど交通事故裁判実務の専門書を読むことが有効です。他に交通事故弁護士などの交通事故専門サイトを参考にするのも良いでしょう。また、お近くの弁護士が無料相談をしていることも多いです。
 とにかく加害者が言うことを全て真に受けず、きちんと自分で調べて、納得してから加害者との示談交渉に望みましょう。